2022もやし版このアニメを観ろ!世界観・頭脳編

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オススメのうち、世界観が面白い作品や、頭脳戦が熱いアニメを選出しています。

この2つを同じ箱に入れたのは、どちらも「情報の開示によって話が転がる・広がる」という点を見ています。

「ロジカルの作品」という見方です。

言葉やオブジェクトの一つ一つから何が起きているのか想像して楽しみたい時にオススメです。

Sランク(宇宙創世級)

それでも世界は美しい

少雨化が進んで降雨量の減少が続く世界。雨を降らせる能力を持つ「雨の公国」の第四公女ニケ・ルメルシエはジャンケンで負けてしまい嫌々ながらも国のため、「晴れの大国」の太陽王リヴィウス一世に嫁ぐことに。しかも、即位して3年で世界を征服したと聞いたが、会った相手はなんとまだ子供であった。

おねショタですよみなさん!

お転婆姫と傲慢ショタ王子なんですが、どちらも魅力的なキャラクターをしています。

お転婆姫は持ち前の魅力で周りをどんどん懐柔していき、傲慢ショタはどんどん絆されて成長していきます。

雨が世界観的にも特徴的なギミックとして設定されているので、天気の変化が演出としてとても美しく描かれています。

タイトルの通り、とても美しいアニメです。

フリップフラッパーズ

プリキュアみたいな見た目で濃厚な百合で殴ってきて脳を揺さぶられるアニメ。

普通の少女な主人公に謎の少女が現れて、謎の組織に連れ込まれて、謎の敵と戦いながら謎の欠片を集めていく。

謎が多すぎるんですが、それが全部つながった時のカタルシスは最高に気持ちいい。

それでも謎は残るんですが、「ピュアイリュージョンだ!」って言われるからピュアイリュージョンなんです。

少女終末旅行

滅びかけた世界で、生き延びるために上層へ向けて旅を続ける少女二人のお話。

とにかくKAWAII。でも世界が全然KAWAIくない。

飯が無い。寝床も無い。乗り物はあるけどガソリンも少ない。人もたまにしか出会えない。

日常系のような趣もありながら、確実に、着実に状況は進んでいきます。

その果てで、主人公のチトとユーリがどうなるのか、見届けてあげてください。

原作者による一人作画のEDは必見です。

プリンセス・プリンシパル

19世紀末、西側と東側に分断された『帝国』を舞台に暗躍するスパイ達。チーム「プリンシパル」の5人の少女達は各々の能力や立場を活かしてまた、暗躍している。

アクションで、百合で、スチームパンクで、脚本が大河内です。

アクションシーンのキモになるケイバーライトが非常に便利アイテムで、それ故の使用制限もあったりする描写が細かくていいなあ、と思います。

物語が進むにつれて世界がいかにヤバいかが開示されていき、そのヤバい世界に深く巻き込まれていく。

スパイのエース・アンジェと王女・プリンセスシャーロットの過去は、そして未来は。

続編の劇場版6部作予定のうち、現在2部まで放送中です。

大好きだった声優さんが辞めてしまわれてとてもお辛いのですが、後任の方も全く違和感ない演技で続編を盛り上げてくれています。

境界線上のホライゾン

前後編で分けても1冊1000P超えの鈍器として知られるライトノベルシリーズのアニメ化作品。

SF、歴史、アクション、メカ、頭脳戦、文芸戦、交渉、異種族・異文化交流、経済、政治、ラブ、コメ、オパーイ、1つの作品に込められている要素があまりにも多すぎてジャンル分けが大変。

サンライズがあまりにも力を入れて制作した結果、「え、この画面のこの小さく描かれているこれも原作再現!?ここで飛んでるやつがあの後来るアイツ!?」みたいな画面の全てを追いきれない情報量になっています。

国同士、勢力同士の群像劇としての側面もあります。

それぞれのキャラクターがなりたけくらい濃厚なので、胃もたれすること間違いなしです。

それを演じる声優さん達もすごい。

アクションではない相対戦(論破バトル)、経済のための交渉戦(土下座バトル)も見どころの一つ。

相手より深く頭を下げろ!ここは一つ!

バッカーノ、デュラララ

別シリーズの作品ですが、同じテイストの成田良悟作品ということでまとめてご紹介。

それぞれの場所でそれぞれが事を起こして、いつの間にかそれが一つの線に繋がっていく、という群像劇。

それぞれのキャラクターがとっても個性的なのでどのシーンも飽きないこと飽きないこと。

特にバッカーノでは1930年代のアメリカを中心に、3つの時間軸を同時に描くという変態構成をしているため、濃厚な群像劇っぷりを味わうことが出来ます。

一番好きなのは殺人一味のリーダー・ラッド。故・藤原啓治さんのイカレた演技が光ります。

デュラララでは一転して現代の池袋が舞台。

何も持っていない少年が大きな組織や謎に巻き込まれた時、彼が取った”策”に驚かされてください。

実は2期以降見れてません。

Aランク(宇宙開発級)

・狼と香辛料

ファンタジー経済アニメの祖。

行商人・ロレンスと、神と呼ばれた狼の少女・ホロの金とルーツを辿る旅。

商人でありながらも人情に厚く、青さすらまだ感じるロレンスの誠実さと、長年生きた故の老獪さで翻弄するホロの甘~~~~いやりとりがとっても魅力的。

金稼ぎバトルもいい。こういう頭脳戦大好き。

・無職転生

引きこもりが転生して子供からやり直す、ありがちな導入でありながら、その過程を丁寧に描写して心を揺さぶるアニメ。

前世のことをずっと引きずっており、それ故に誠実であろう、前向きであろうとする主人公・ルーデウスの心情描写が光ります。

剣と魔法のバトルも見ごたえ十分なのですが、それ以上にみんな悩んで、もがいて、生きようとしていて、それが美しいと感じます。

このアニメ作るために制作スタジオ1つ新しく建てたらしいですよ。

・処刑少女の生きる道

異能を持って異世界に転生される少年少女。それは異世界にとっては災厄の引き金になりうる。だから、殺す。

そんな教会の処刑人の少女・メノウと、ある異能を持って転生されたアカリ。

二人は旅をする。アカリは元の世界に帰るために。メノウは彼女を騙して殺すために。

世界観や異能を開示していくタイミング、そしてその変化球具合がとてもいい。

シンプルなバトルものだと思って見ていると、12話で5回くらい「えっっ!?」と唸らされます。

メノウもまた強い能力を持たない故の工夫を凝らした絡め手の戦い方で面白い。

陰でメノウを支える処刑人・モモもかわいい。

今年のアニメは大作が多い中、光っていた名作です。

・メイドインアビス

探掘家の少女・リコと大穴アビスから現れたロボット・レグの謎に包まれた大穴を探索する冒険譚。

文字通り、身を削って穴の底を目指す姿には涙を禁じ得ない。

陰鬱な気持ちになりたい時にとてもおすすめです。

後半では大変ショッキングな描写があるので歪んだ性癖を持っている方は必見。

・歌舞伎町シャーロック

壁によって東西に分かれた新宿を舞台に、医者・ワトソンと風変わりな探偵・ホームズ達、BARパイプキャットの個性的な探偵たちが繰り広げるコメディタッチなサスペンス。

ホームズの愛する落語に絡めた謎解きシーンは独特で面白く、小西克幸さんの名演もあって引き込まれます。

そしてホームズがいればモリアーディもいるのが世の常なのですが、彼らがどう物語の中で関わっていくのか、最後まで先が読めない展開が続きます。

EGO-WRAPPINのOPテーマが最高にかっこいい。

・はたらく細胞

この作品もどのカテゴリに入れたらいいか分からん!

楽しく身体のことが分かる、子供に見せても安心な知育アニメーション。

ブラックはキャラクターのデザインもえっちで助かる。

・のうりん

楽しく農業のことが分かる、子供には絶対見せてはいけない野菜アニメーション。

キャラクターのデザインがえっちすぎる。

大沼心監督の手がけるドタバタ農業ラブコメです。

出てくる人みんな馬鹿で、でも誠実なのがいい。

田村ゆかりかわいい。

・博多豚骨ラーメンズ

舞台は住民の3%が殺し屋と言われる街、博多。東京からやってきた新人殺し屋の斎藤、家族のために借金返済を続ける女装殺し屋のリン、人売り、悪徳市長やその息子、彼らに雇われた殺し屋、博多の復讐屋、拷問屋、情報屋、死体始末屋、スリ師、そして探偵。

綿密に絡み合う群像劇。

殺し屋だらけのイカれた街で、誰が死んで、誰が殺すのか。

そして最強の殺し屋、『殺し屋殺し』とは。

一番好きなのは情報屋の榎田くん。「セアカゴケグモの背中が何で赤いか知ってる?」

Bランク(地球探索級)

・天才王子の赤字国家再生術

・異世界おじさん

・デカダンス

・UN-GO

・氷菓

・櫻子さんの足下には死体が埋まっている

・ReCreators

・SHIROBAKO

・はめふら

・ログホライズン(1期)

そんな感じ。

ミステリとか群像劇とか、ロジカルな作品好きなんですよね。

見終わった後の納得性が高いというか。

このジャンルは事前のPVなんかでネタバレが出来ない関係で、事前情報が地味になりがちなのですが、是非ハマってほしいジャンルです。


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